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インチネジの呼び方と寸法

ワイヤー(シャックル等)の呼びと寸法

配管の呼びと寸法

差込角(ソケットレンチやインパクトの凸凹)の種類

鋼板のサイズで「さぶろく」とか「しはち」とか

ブルーシートや防炎シートの「いっけん」とか「にけん」って?

インチネジの呼び方と寸法

表示読み方㎜寸法(約)
1/8一分(いちぶ)3.175
1/4二分(にぶ)6.35
3/8三分(さんぶ)9.525
1/2四分(よんぶ)12.7
5/8五分(ごぶ)15.875
3/4六分(ろくぶ)19.05
7/8七分(ななぶ)22.225
1"吋(インチ)25.4
1"1/8(インチいちぶ)28.575

《覚え方・考え方》

基準1"(1インチ)約25.4㎜です。

1"の1/8が一分(いちぶ)約3.175㎜です。

1/8の2倍が1/4(にぶ)ですが、1/4=2/8と考えるとわかりやすいです。

㎜に直さないと実寸はわかりにくいのですが「1"25.4㎜」これを覚えていれば、電卓を使えば簡単です。25.4を分母で割って分子を掛ければ良いのです。(-ω- ?) ・・・。

 例えば3/8では25.4÷8x3=9.525㎜となります。

タップを立てるときの注意点。

3/8(さんぶ)とM101/2(よんぶ)とM125/8(ごぶ)とM16等、寸法が近く間違いやすいので注意が必要です。

スパナサイズとは違います。

 例えばM1624のスパナであるように、5/8(ごぶ)は26のスパナになります。

ワイヤー(シャックル等)の呼びと寸法

読み方㎜寸法(約)
一分(いちぶ)3.03
二分(にぶ)6.06
三分(さんぶ)9.09
四分(よんぶ)12.12
五分(ごぶ)15.15
六分(ろくぶ)18.18
七分(ななぶ)21.21

《覚え方・考え方》

日本の長さ単位に「尺貫法」があります。

1尺(しゃく)の1/10を1寸(すん)。さらに1/10を1分(いちぶ)と言います。

一分(いちぶ)約3.03㎜です。

1/83.18㎜」と「1分3.03㎜」は、非常に似ています。

 そこで、1/8を日本では「1分」と呼ぶようになったのです。

ワイヤーの3分約9㎜ですが、10㎜でも3分と呼ぶことがあります。

 分(ぶ)で呼ぶのは、古い呼び方ですね。現場では定着していますが。

ーおまけ尺貫法ー

 大きな枕木のことを尺角(しゃっかく)と言いますが、

 1尺(しゃく)の寸法から来てるので、1辺が約300㎜□の角材のことを言います。

 メートル法の普及により法律上は昭和34年(1959年)からは廃止されているが

 それでもしぶとく生きのびている単位です。

 日本家屋を建てる際には、いまでも尺(寸)を基準としています。

配管の呼びと寸法

和文呼びB呼称(B)A呼称(A)配管外径
一分(いちぶ)1/8610.5mm
二分(にぶ)1/4813.8mm
三分(さんぶ)3/81017.3mm
四分(よんぶ)1/21521.7mm
六分(ろくぶ)3/42027.2mm
(インチ)12534.0mm
(インチにぶ)1 1/43242.7mm

《覚え方・考え方》

呼び径には2通りあり、ミリ換算の呼びとインチ換算の呼びがあります。

 この2つをわかりやすく区別するため、ミリ呼びには末尾に(A)を、インチ呼びには末尾に(B)の符号をつけます。

 15A,20A,25A・・・ってやつと、1/2B,3/4B,1B・・・ってやつです。

外径にインチ尺貫法は関係なく「呼び径」であり「実寸」でないところがミソなのです。

 覚えるしかないですね・・・覚えなくてもワサビの手帳を見ればヨシ!!。

・・・ところで、1インチは25.4mmです。

 でも1インチの鉄管の外径は34mm、内径は27.6mmで25.4mmではありません。

 なんでこんなことになってしまったのでしょう?

 昔の鉄管は実際に内径が25.4mmであったそうです。

 技術の進歩で管の肉厚を薄く均一にできるようになったのですが、ネジを切る必要がある為に外径は変えられない。

 そこで、外径を変えずに内径を大きくしたからこんなことになってしまったのです。

 さらに、そこに日本の尺貫法がからみます。(わけわからんね)

差込角(ソケットレンチやインパクトの凸凹)の種類

種類㎜寸法
1/4"6.35
3/8"9.5
1/2"12.7
3/4"19.0
1"25.4
1-1/2"38.1

差込口(四角の出っ張りやへこみ)のことを差込角と言い、ソケットはその寸法によって分類されます。

 以前は、差込角をインチ寸法で表わしていたため、現在もインチ寸法のミリ換算で表示され分類されています。

 ほかにも50.8ミリや63.5ミリなどの大きなソケットもあります。

インチと分(ぶ)、さがせば、まだまだ出てきそうですが、とりあえずここまで。

 ありがとうございました。.....

ワサビの蘊蓄(ウンチク)

 .....戻ってきました

鋼板のサイズで「さぶろく」とか「しはち」とか

種類呼びサイズ
3x6さぶろく914mm×1829mm
4x8しはち1219mm×2438mm
5x10ごっとう1524mm×3048mm
5x20ごにじゅう1524mm×6096mm

《覚え方・考え方》

フィートで表した鉄板の大きさの呼び方です。

1フィート304.8㎜です。

ある一定の決められた材料サイズ・寸法の板材は、一般に”定尺板”と呼ばれており、主な定尺サイズには表の様な種類があります。

合板(ベニヤ板)やボードも呼びは同じですが、こちらは、尺(尺貫法)です。

3尺×6尺 サブロク板(910㎜×1820㎜)、←これホームセンターに売ってるやつ

4尺×8尺 シハチ板(1220㎜×2430㎜)になります。

インチやらフィートやら ややこしく なってきました、ここに→面白豆知識があるので興味のある方は是非。

ブルーシートや防炎シートの「いっけん」とか「にけん」って?

種類呼びサイズ
1Kx2Kいっけんにけん1.8mx3.6m
2Kx3Kにけんさんげん3.6mx5.4m
3Kx4Kさんげんよんけん5.4mx7.2m

《覚え方・考え方》

尺貫法で表した大きさの呼び方です。

1間(いっけん)1818.18㎜≒1820㎜です。シートのサイズは、これをさらに「はしょって」1800㎜=1.8mとしています。

間(けん)は、尺貫法における長さの単位。1間=6尺(しゃく)になります。

種類は表以外にもさまざまなサイズがあり、基本サイズから1間(いっけん)ずつではなく1間の半分 例えば1.8×2.7m(1間半)のようなサイズもあります。半間(はんげん)=3尺0.9mというサイズになります。

ブルーシートの厚さは、#(シャープ)で表します。番手という意味を示し、シートで最も多く使用される規格のにけんさんげん(3.6m×5.4m)のおよその重量になります。したがって、#3000は約3k約0.25mm、#2000は約2kg約0.15mmとなります(メーカーによって異なります)。